Piacere日記


草津夏期国際音楽アカデミーを終えて

投稿日時:2015/09/04 23:17






雨で始まり、雨で終わった草津アカデミー。

開校式からクロージングコンサートの日まで、草津は雨の多い2週間でした。

18日から始まった  ヒンターフーバー先生のマスタークラスは12名で、

群馬県からは 私1人でしたが、他は、東京や千葉、神奈川、

和歌山や 京都からも、フーバー先生の レッスンを求めて 草津に 集まりました。

毎日、9時~12時半頃まで (時には午後も) 公開で レッスンが行われ、

1人 50分レッスンのレッスンを 期間中 4回受けることが出来ました。

ドイツ語(時には英語)を アシスタントが 通訳してくださり、

自分のレッスン以外は 他の受講生のレッスンを聴講しました。

後半からは中国、北京からの受講生も加わり、

二十歳とは思えない 紳士な振る舞いと 演奏力は 素晴らしかったです。

国際コンクールや 国内コンクールを控えた方も 何人かいたので、

その ハイレベルなレッスンからは、学ぶことも 多く、

大変 勉強になりました。



フーバー先生のレッスンは 常に 緊張感があり、

誰に対しても、どんな演奏に対しても 真剣でした。

時には ユーモアを交え、いつも様々な例えで イメージを膨らませてくださいました。

先生の求める音に近づくまで 繰り返されるレッスンは 厳しくもありましたが、

世界中で演奏する 先生のオーラを 直に感じ、

アドヴァイスを頂いたり、褒めて頂いた経験は 宝物です。



今年は、天皇皇后両陛下が いらっしゃった事もあり、

数日の間、厳重な警備で埋めつくされた草津アカデミーでしたが、

両陛下が宿泊された ホテルヴィレッジでの

スチューデントコンサートに出演させて頂いたり、

両陛下と同じ客席でコンサートを聴けた事も、貴重な体験でした。







(草津音楽の森国際コンサートホール)

2週間、このホールで 毎晩 コンサートが 行われました。







開演前に 毎日演奏される アルプホルン。




マスタークラス最終日には、フーバー先生のご厚意で

クラス全員のコンサートを開いてくださり、

終演後、フーバー先生から一人一人 

マスタークラスの修了証書を頂きました。








優しく厳しく、愛情いっぱいのレッスンをしてくださった フーバー先生に、

クラス皆で ささやかなプレゼントを贈り、

あっという間の 2週間を 名残惜しみました。












「人前で 演奏することが 大切です。

 例え、観客が 千人であっても、一人であっても その差は ありません。」


最後に 話してくださった 先生のメッセージが

心に残ります。 


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