Piacere日記


くやし涙

投稿日時:2014/04/25 08:43

レッスンの中で、生徒たちが 時折流す 悔し涙。

 

何度弾いても 指が思い通りに 動いてくれなくて・・・。

宿題の曲が もう一度 “宿題” になって・・・。

 

理由はみんな 似ていますが、反応は様々。

 

 

目に涙をためて 次のページを めくらせてくれない子も いれば、

ただポロポロと 涙が出てきてしまう子。

声をあげて 大泣きする子も いれば、

悔しさを 見せない子も います。

 

1週間 頑張って練習して、やっと弾けるようになった曲を、

もう一度 宿題にする時、

 

“ 何とか弾けた ” 曲を、もう少し 弾き続ける事で

“ 流暢に弾ける ” ようになるのを 生徒自身が実感して欲しいと 期待しています。

 

そのようになって やっと “合格” になると、

生徒自身も その違いに 納得。

「今日は 絶対合格するよ!」 と自信満々で 弾いてくれたりします。

そのうちに、 “あともう1歩かなぁ・・・” と 私が言う前に、

自分から 「この曲は もう1週間練習して 仕上げてくる~」 なんて 言ったりもします。

 

 

先週のレッスンで 大粒の涙を流した 生徒さん。

今週どうかな・・・ と 心配しましたが、

見事に リベンジしてくれました!!

「すっごく 上手になったねー!!! やっぱりもう1週間やって良かったね♪」

と言うと、はにかみ笑い。

大泣きした曲が、お気に入りの 1曲になりました。

 

だんだんと、譜面に込められた音楽が 深くなるほどに、

音符の通りに 弾くだけでは、良し と出来なくなる レッスン。

ほんの少しのアドバイスで ガラリと音色が変わる生徒たち・・・。

表現するための テクニックがついてくると、

また違った 楽しさ 感じられるのだと 思います。

 

 


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