Piacere日記


田代慎之介先生セミナー

投稿日時:2014/06/11 12:00

先日、ヤマハで行われた 田代慎之介先生の セミナーを 受講しました。

ピティナ・ピアノコンペティション(コンクール)を受ける生徒さんの 公開レッスン形式でしたが、

どの生徒さんにも よく仰っていたのは、

・手首の使い方

・曲の性格を把握すること

 

指先の緊張感は失わず、音が出た瞬間に 手首を脱力させるという事。

それは、そうしようと思って すぐに出来る事ではなくて、

日頃からの 手首の柔軟体操や、手首を使うことを 意識していないと

できない事だと感じました。

 

バスティンの教本では、初めの導入が ぐーで 手首を使って弾くことから始まります。

でも だんだんと難しくなると、すばやく弾く事に夢中になったり、

両手で弾く事に 精一杯で 手首が硬くなってしまうことが多いのです。

 

 

『良い演奏』 とは、無理のない奏法で 『自然な演奏』 と言われます。 

豊かな響きの音であれば、少ない音でも じゅうぶん素晴らしい音楽に なるのです。 

体のどこかに 力が入っている状態では、音が硬くなり、

心の中の素直な感情が ピアノに伝わりません。

 

 

ピアノの音が、ただの打音になってしまわないように・・・

子供達の 豊かで純粋な心に、いつも 良い音楽を与え、

『のびやかな音』 『豊かな響き』 『美しい音色』 を、 

耳の中に蓄えていって欲しいと 願っています。

 

耳をすまして 自分の出している音を よく聴く こと。

それが、心地いい音かを 判断できる耳を 育てていかなければと思います。

 

 

 

 

 

 


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