今年の５月から　「次の発表会の曲　始めたい　」と　

早々、発表会の曲に　取り組んでいた　Ｋくん。

７月下旬に　「これ、教えて下さい。」　と　レッスンに　持ってきたのは、

なんと　学校の合唱の伴奏譜でした。

見ると、Ｋくんが　今使っている教本よりも

数倍　難しい譜面・・・。

しかも　オーディションは　９月９日・・・！！！

一瞬、言葉を　失いましたが、

Ｋくんが　自分から伴奏者に　立候補したことが　何より　嬉しくて、

驚きで、

やる気に満ちた　Ｋくんに

　「そうとう　頑張らないとだよ！」と　念を押し、

レッスンを　始めたのでした。

オーディションまでの　約１ヶ月半、

何が何でも、弾けるようになるために、

発表会の曲を　中断して、

「来週までに　ここまで譜読みしないとだよ！」

「次までに　この速さで　止まらずに弾けるようにしないと！」

逆算しながら　かなりハードな　課題を　

毎週　出しました。

レッスン中、時計を見て

「家だと　全然　時間が進まないのに、レッスンだと　あっという間に過ぎちゃう・・・」

「レッスンが　あと１時間　あればいいのに～・・・」　

「本当に　これ　できるかなぁ～」　と　弱音を吐いていた　Ｋくん。

「やれば絶対、できるよ！」　の言葉通り、

毎回、期待を裏切ることなく　クリアしてきました。

本当に　すごい頑張りでした。

オーディション２日前の　最後のレッスン日。

「最後まで　弾けたよ。」　　

「この前　２時間半も　弾いちゃった。」

サラリと言って　ピアノに向かった　Ｋくん。

・・・えっ？？？

２時間半って・・・

この１ヶ月半の間、

Ｋくんには　本当に　驚かされっぱなしでした。

短期間の　この上達ぶりにも。

Ｋくんが　初めてレッスンに来たのは　４年前の

年長さんの時。

レッスンで、難しい事があると　よく泣いてしまいましたが、

いつの間にか、難しい事にも　涙を流さず、

根気よく　向かえるようになりました。

レッスンの終わり、

「本当に　よく頑張ったね・・・！」　の　声が震えてしまった私。

あと　ちょっと、直さなくては　いけない箇所があり、

「今日と　明日、頑張れば　絶対できるから！頑張って！」

と　送り出しました。

今日は、いよいよ　そのオーディションの日。

Ｋくんの　努力の成果が　十分に発揮できますように・・・！！！